走る前に頭の中を空にしておきたい

陸上(長距離)・博士課程での研究について。

2019-01-01から1年間の記事一覧

原因究明と対処

前回の記事では、問題解決のためにはまず問題そのものを徹底的に洗い出し、よく吟味する必要があることを述べた。本質的でない問題に取り組んで時間と労力を浪費するのは馬鹿馬鹿しいからだ。 取り組むべき問題がわかったら、次はその問題の背景にある原因を…

問題を見つける

何かを改善したい場合、行うべきは 現状を分析し、本質的な問題は何かを考える 問題の原因の究明 原因に対する対処の模索 の3つだ。 ここでの「何か」とは、ざっくりとした事柄でいい。 本質的な問題は何か考える 例として、「故障しやすい」ということを考…

価値の再生産構造

半年くらい前、学外の競技場で練習していた時の話。 一般開放で近所の高校生も練習していて、トラックの内側で腕立て伏せをしているのを見かけた。そばに先生と思われる大人がいたので、高校生たちはおそらくその先生から指示を出されて腕立て伏せをしていた…

練習日誌を書く

最近、人気ブロガーのちきりんさんのブログや著書にはまっている。文章が論理的で読みやすいだけでなく、展開される論が合理的かつ明快で読んでいて気分が良い。 なるほどな、と感じたのが、アウトプットの意義に関する以下のエントリ。 chikirin.hatenablog…

刺激走の意味

MGCは見ごたえのあるレースだった。日本選手権においてマラソンが行われない以上、日本人だけでの、しかも数十人しか出場しないマラソンというのはかなり異質であるし、オリンピックが東京で行われることを差し引いても、レースの注目度はかなり高かったよう…

時間を守る

いま(院生になってから)と学部生時代との一番の違いは、組織のルールに縛られているかどうかということだと思う。院生は学部生と一緒に練習することはあっても基本的には彼らと同じチームに所属しているということにはならないからだ。 学部生のときは授業…

走行距離信仰

院試も終わりようやく一息つけそうなのでまた時々書いてみようと思う。結果はまだわからないけれど、どちらに転んでもその現実と向き合わなければならないだろう。 もう9月になり暑さも少しずつ和らいできた。今年の夏も特に故障なく淡々と練習を継続できて…

本質的な頭の良さ

先日、ある方へ送った返答文を掲載する。自分なりに考えたこと。陸上にも他の物事にも少なからず関係する話だと思う。 ———————————————— ◼️◼️様 先日はお越しいただきありがとうございました。「賢さ、頭の良さは知識の量と比例するか」というご質問への(私…

今後の進退について

このブログをやってきたのはこういう時のためなんだと割り切って、記事を書いて気持ちを整理しておく。 研究室が4月から阪大へ移ることになった。 この話を聞く少し前に、僕は博士課程進学を決心していたところだった。就活しながら、この選択が1番いいとい…

青トレについて思うこと

今年の箱根駅伝の視聴率は過去最高だったそうだ。近年、箱根駅伝そのものが人気になっていることに加え、昨今のマラソン日本記録更新や東京オリンピックが近づいていることなども相まって陸上長距離界への注目度が高まっているのだろう。 ついに青山学院大学…